まにほです。
突然ですが・・・サイドFIREしました!
22年の年末付けで会社を辞めて、23年よりサイドFIRE/セミリタイア生活に突入です。
参考までにサイドFIRE達成時のステータスはこちら↓
- 30代
- 神奈川県在住
- 金融資産:約5,000万円(大部分が株式のため相場変動あり)
- 副業:Webライター(月の副業収入は大体20万円~25万円程度)
- 支出:月20万円~30万円
30代前半なので、わりと早めのサイドFIREだと思います。
辞めた会社は誰もが知っている超大企業で、条件も以下のようにかなりのホワイトでした。
- 年収800万円(+企業型DC支給分が年50万円程度)
- 残業月20時間程度
- 年間休日多数、有休フル消化OK
- フルリモートOK
では、なぜそんな良い条件の会社を辞めたのか?
一体何を考えているのか?(笑)
これからどうするのか?
について、赤裸々に綴っていきたいと思います。
なぜ大手ホワイト企業を辞めたのか?
会社を辞めた理由を簡単に言うと、24時間/365日を自分の生きたいように過ごしてみたかったからです。サイドFIRE生活を想像だけで終わらせず、実体験してみたかったのが理由です。
サイドFIRE/セミリタイアの定義は議論が分かれるところですが、ざっくりと
個人事業収入 + 資産運用収入 > 生活費
の状態ならサイドFIRE/セミリタイアと言ってよいと考えています。
「FIRE」といっても、完全FIREではないので全く働かなくなるわけではないですね。資産運用の下支えを得ながら、自分のペースで個人事業に挑戦するスタイルです。
会社を辞めるのは怖くなかったのか?
会社を辞めるのは、やはり怖さも多少あったのが正直なところです。
いろいろと以下のような自問自答もしました。
- 住宅手当やボーナスがなくなるけどいいのか?
- 老後の年金は?厚生年金がかなり下がるけどいいのか?
- 個人事業がうまくいかなかったら?
- 社会との接点が薄れて孤独感にさいなまれたら?
- 会社員に戻りたいと思っても、再就職しにくくなるかもだけど大丈夫か?
また、会社員を続けたほうがおそらく資産形成スピードが速い点も後ろ髪を引かれる要素ではありました。
皮算用ですが、会社員を続けた場合は40歳で1億円、サイドFIREした場合は50歳で1億円のシミュレーションとなり、10年の違いが出る見込みです。
なぜ退職を決断できた?
先述のような不安もあるなかで、なぜ決断できたのか?
理由はおもに以下の3つです。
決断できた理由①:自問自答の結果、なんとかなりそうだと思った
いろいろと自分が感じる不安を列挙して自己問答した結果、なんとかなりそうだと思ったのが決断できた理由です。
以下、自己問答の一例です。
Q.退職後の収入や年金の不安は?
A.「事業収入+資産運用収入>生活費」の構図をキープできれば大丈夫。これからの自分の行動次第だし、老後のことを気にして今後数十年の人生の選択肢を狭めるのはナンセンス。
Q.再就職がしにくくなる不安は?
A.これも自分の行動次第。個人でもスキルを磨けば問題ない。あと日本は今後ますます人手不足になるので、スキルのある人材は会社としても欲しいはず。
Q.1億(完全FIREの目安)に達成する年齢が遅くなるけどいいのか?
A.1億に達するのが40歳でも50歳でも、日々の生活に違いはない。自分の好きな働き方なら健康寿命の限り続けるつもりなので、その10年の差に本質的な違いはない。だったら30代前半で今後の人生が長く残っているうちに、サイドFIREして色々挑戦してみたい。
根拠のない自信もありますが、実際やってみなければ何もわかりません。
そもそも、根拠なんてものは永遠に揃わないんだと思います。
決断できた理由②:「支出の最適化」「資産運用」「副業収入」の3本柱ができた
FIREに向けてよく言われる「支出の最適化」「資産運用」「副業収入」の3本柱をある程度準備できたことも大きいです。
- 支出の最適化
⇒価値を感じない出費はカット。家計簿をつけることで、毎月の生活に必要な金額を明確化できた。
- 資産運用
⇒サイドFIRE時点で金融資産:約5,000万円(相場変動あり)。4%ルールに当てはめると月15万円程度の資産収入が期待できそう。
- 副業収入
⇒副業でやっていたWebライターで月20万円くらい稼げるようになってきた。ライター収入+資産収入で生活できそうなビジョンが見えてきた。
決断できた理由③:自分の寿命だっていつまでかわからない
極端な話、天災や事故などで1年後に命を落としている可能性だってあるわけです。
そう考えると、将来や老後のことを気にして、いま進みたい方向に自分でセーブをかけるのは「なんか違うな…」と思いました。
自分の心の声に素直に従おうと思いました。
会社への不満はなかったのか?
会社を辞めるにあたって、パワハラ・モラハラ・サビ残・激務などの大きな不満はありませんでした。
世間一般的には、かなり恵まれていた労働環境だったと思います。
ただ、やはり多少の不満はあったのが正直なところです。
不満の大部分は、大企業病あるあるです。
- 「検討」「調整」「推進」「段取り」「すり合わせ」といった曖昧ワードが多用される
⇒ひどいときは、「推進段取りのすり合わせ検討・調整」なんて複合ワードも飛び出す始末(;^ω^)
- 「誰が」「いつまでに」「何をするのか」が曖昧なまま、ゴールの定まらない社内会議が乱立。いろいろと会議だけ出て1日が終わるなんて日もザラ( ゚Д゚)
- 口だけ動かす評論家社員が多数。特に年配層、上位層ほどその傾向が顕著。そして評論された内容に従って手を動かすのは若手や中堅層の現場社員(>_<)
このような大企業病文化のなかで、今後も長く在籍したいとは思えませんでした。
また、30代になって徐々に昇進の打診が来ていたのですが、この環境で昇進したいとも思えませんでした。
会社に対して心身ともによりコミットしていく未来に魅力を感じられなかったのが正直な心境です。
おそらく家族や親戚からは、「良い会社なのに、もったいない!」と思われるでしょう。
しかし、外から見えるハード面(年収や知名度、休暇日数など)と、内から見えるソフト面(社内文化や働き方、業務プロセス)は異なるのです。
これからどう生きていくのか?
サイドFIRE/セミリタイアは目的ではなく、あくまで手段ということもわかっています。
「サイドFIREした!人生に悔いなし!ここらで人生の幕を閉じマース!」とはならないですよね(笑)
「サイドFIREした!より楽しく、より幸せな日々をどうやってデザインしていこう?」って感じで試行錯誤していくことになると思います。
まずはフリーライター+αでやってみる
まずは副業のときからやっているWebライターをフリーでやってみようと思います。
とりあえずフリーライターで月20万円~30万円くらいコンスタントに稼げれば生活面はOKです。
もっとやれそうなら月30万円~、月40万円~、・・・と目指すかもしれません。
あとは、せっかく時間がたっぷりあるので他の事業にも挑戦しようと思います。いろいろと考え中ですが、たとえば
- Youtubeチャンネル運営
- 特化型ブログ・サイトの運営
- Kindle出版・編集
などを考えています。
まだしっかりと決めていない&がっちり決めきる必要もないので、自分の気持ちと相談しながらやっていきます。
会社から指示された仕事ではなく、自分であれこれ考えられるのがサイドFIREの良いところですね。
あと、もし事業が不調な期間やモチベが上がらない期間、趣味・娯楽に没頭しまくる期間があったら、1~2か月くらい資産収入にゴチになるかもしれません(笑)
自分がどれだけ活動するかを自分で柔軟に調節できるのも、サイドFIREの魅力だと思います。
将来会社員に戻る可能性は?
会社員に戻る可能性もあると思います。
サイドFIRE生活を続けていくなかで、
- 個人事業を数年続けても鳴かず飛ばずで、どんどん資産が減っていく
- 「ここで数年くらい働いてみたい!」という職場を見つけた
- 帰属欲求が増してきて、どこかの組織に属したくなってきた
のような状況になったら、会社員に戻る未来もありえます。
もともと「会社絶対NG」というわけではないので、そのあたりは自分の道を固定せずに柔軟に考えようと思います。
一度決めた道に固執せず、マルチステージのように会社/個人事業/学び直しなどを行き来できるのもサイドFIRE/セミリタイアの魅力だと思います。
とりあえず2023年は「サイドFIRE生活を実体験してみる&個人事業にトライしてみる」って感じで、あまり気負いせずに気ままにやってみます。
最後に
サイドFIRE/セミリタイアといっても、「人生のゴール」にたどり着いたわけではなく、新章スタートって感じです。
「サラリーマン編」が一旦終了し、「サイドFIRE/個人事業主編」に突入した感覚です。
たぶん、サイドFIREしたからといって「毎日100%ハッピー」ということにはならないでしょう。
そもそも、どんな環境でも「全く不満のない理想の桃源郷」なんてものは存在しないですよね。
ですので、サイドFIRE後も適度に悩み・試行錯誤しながらも、楽しむことを忘れずに生きていきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
もし同じくサイドFIRE/セミリタイアしている方、個人事業主・フリーランスの方、首都圏・横浜近辺の方がいましたら、ぜひX(旧Twitter)のDMなどでご連絡ください!
サイドFIREしたら社会との接点が減ると思うので、共通点のある同志と交流する機会を持っていけたら嬉しいです(^^)
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